クオリア・マニフェスト Top Pageに戻る

Pantheon

initiated on 2000.6.27

 クオリアの問題、とりわけ、私たち人間にとってのその意味を考えるためには、科学的手法だけでなく、そもそも人間はクオリアをマニピュレートすることによって、どのくらいの地点に達することができるのか、そのはっきりとした基準を持っている必要があると思う。

 ここには、まず間違いなく人類の歴史に残ると私が判断した作品を「収蔵」し、これらの作品について考えることによって、果たしてこのような作品に結実することのあるクオリアの世界という次元があることが、人間存在、さらにはそれを含むこの宇宙のあり方にどのような示唆を与えるのかを考えたい。

 ここに入るのは、少々良いとかそういう作品ではなく、「E=mc2」のように、明らかに突き抜けて「向こう側」にいってしまっている作品だけである。また、一人のartistについては、一つの作品だけを収蔵している。これから、これらの作品がなぜ私たちの心を動かすのか、考えて行きたい。

第I期 収蔵作品

小津安二郎 東京物語

夏目漱石  それから

Richard Wagner  Tristan und Isolde

Johann Sebastian Bach The Goldberg Variations

第II期 収蔵作品

歌舞伎 「義経千本桜」川連法眼館の場(「四の切」)

(他3作品、選定中)