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(少しづつ充実させていきますので、時々見にきてください)
British Comedyに提示された笑いの芸術を味わい、日本語においても日本の笑いの伝統を受け継ぎつつすぐれて現代的な笑いの芸術を生み出すための情報サイト
「この世界は感じるものにとっては悲劇であり、知るものにとっては喜劇である」
イギリスのコメディは、「リアル」であることが特徴。笑いによって、人は様々な思い込みの障壁をぬけて、世界の真実を知る。その磨きあげられた台本とち密な構成は、日本のだらだらとしたテレビの「お笑い」とは対照的な洗練を見せている。
笑いが、世界の真実に触れる上で有効な触媒であるのは、笑うことによって、人々は一瞬ふだん捕われている認知的偏見から自由になれるからだ。
笑いをとおして、世界の真実に触れる、という意味で模範的な類型は、例えば、広沢虎造の「清水次郎長伝」などにも見られる。
<松浦雅也さんと「バカは知らなきゃなおらない」について話しているところ mp3>
落語などのすぐれた古典的笑いを持つにも関わらず、テレビで流されるコメディ・スケッチの質に関していえば、日本はイギリスにくらべて遥かに低レベルのところで弛緩している。すぐれた才能を持ったお笑い芸人はたくさんいるが、製作側とマーケットとの創造的循環がうまく機能していない。ことは、政治観、世界観の成熟と関わるだけに、見のがすことができない。少なくとも、日本の視聴者は、世界にはもっとすぐれたコメディの文化があるのだということを知る権利があるだろう。
別に、イギリスのComedyを賛美することが私の最終的な目的なのではない。実際に類い稀なる笑いの芸術の伝統がそこにあるんだから、まずその存在を認識すること、それと、今日の日本の笑いが「ローカルミニマム」に陥っていること(それなりに面白いし、マーケットもあるが、「正解」からは外れた場所で停滞していること)を認識することをとおして、すぐれて現代的な日本語による笑いの芸術のあり方を探ることが目的である。
My All Time Favorites list (Being Updated gradually)
The Office 近年のBBCのコメディの傑作。Series 1で事務所のみなを笑わせていたDavid Brentが、Series 2でそのパフォーマンスが空回りしてしだいに追い詰められていく過程は見ていて恐ろしくなるほどである。現代的な文法通り、Laughter Track(笑い声)は入っていない。
The Officeは、2003年末に2回に分けて放送されたクリスマス・スペシャルで完結した。David Brentが幸せをつかんだかに見える結末は、このおそらくは歴史に残るであろう傑作コメディの最後にふさわしいものだったらしい。
The Fawlty Towers イギリスのTVコメディ史上惨然と輝く傑作Comedy。変人であることの自由に対する讃歌であるとも思える。
The Fast Show
Knowing me, knowing you
Porridge
The Young Ones
Yes, Minister 政治コメディーの古典的傑作。サッチャーも熱烈なファンのひとりだった。官僚制の欠陥を描きながら、現実の政治過程の中でさまざまな決断がなされていく過程をリアルに描く。その優れた台本は、イギリスのコメディ史上に輝くNational Institutionとなっている。
X'mas specialでは、頼りない大臣だったJim Hackerが、ついにPrime Ministerになってしまう。
The Brittas Empire
BBCで過去に放送されたcomedyについての包括的ガイドー>BBC comedy guide