日 時 2002年、10 /11 、11 /1 ・8 ・29、12 /13 全5 回 金18:30 〜20:30 (途中からも参加できます)
<講座のねらい>
人間は、他者とのコミュニケーションなしでは生きてはいけません。近年の脳科学、認知科学の発展の結果、人間の知性や感情を理解する上では、コミュニケーションの問題を避けて通れないことが判って来ました。人間の認知の働きの中核には、他者の心を理解する脳の働き(心の理論)があり、知性の本質に迫る上での鍵として注目されています。幼児の発達においては、同じものに注意を向けるといった母子間コミュニケーションが本質的な役割を果たしていることが明らかになってきました。他者から自分がどう見られているかを気にすること(イメージ・スコアリング)が、利他的な行為に果たす役割も明らかにされて来ています。本講座では、コミュニケーションする存在としての人間について、最近の脳科学、認知科学の成果を紹介しつつ考えていきたいと思います。
茂木健一郎(もぎけんいちろう)
1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー。東京工業大学客員助教授。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。 主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『生きて死ぬ私』(徳間書店)、『心が脳を感じる時』(講談社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHK出版)がある。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究している。
受講料 会員13,000円 一般15,500 円 (入会金不要)
入会金不要 受講料には消費税5%が加算されます。
場所 新宿住友ビル48階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)
お問い合わせは
朝日カルチャーセンター 03-3344-1945(直通)まで
受講受付専用ダイヤル
03−3344−5450 時間 午前10時半〜午後5時
インターネットからも申し込みができます。