(c) 茂木健一郎 2000 (c)朝日カルチャーセンター 2000
<講座のねらい>
私たち人間も生物です。生物としての人間のしなやかな生き方を支える私たちの脳の驚くべき「編集」能力について、クオリア(質感)をキーワードに脳を研究する茂木健一郎と、「編集」をキーワードに世界をしなやかに理解する仕事を積み重ねてきた松岡正剛氏が対談します。最先端の脳科学の知見と、芸術、文学をはじめとする幅広い分野での人間のしなやかな知の営みとの関係について熱い議論を交わします。本対談は、文系や理系といった従来の知の境界を超えた、新世紀への知の胎動となるでしょう。
(茂木・記)
<講師紹介>
松岡正剛(まつおか・せいごう)
1944年生まれ。編集工学研究所所長。帝塚山学院大学教授。二十代で創刊した「遊」によって、アート・思想・メディアに大きな影響を与える。その後、独自の世界観にひそむ方法を編集工学として確立し、科学から芸術に及ぶ領域の再編集にとりくむ一方、日本文化研究に新たな視点を導入し続けている。講義名人でもある。
おもな著書は、「自然学曼陀羅」「空海の夢」「ルナティックス」「花鳥風月の科学」「外は、良寛」「フラジャイル」「知の編集工学」「色っぽい人々」「二十世紀の忘れもの」「知の編集術」ほか多数。
茂木健一郎(もぎけんいちろう)
1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー。東京工業大学客員助教授。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『生きて死ぬ私』(徳間書店)、『心が脳を感じる時』(講談社)がある。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究している。
日 時 2001年3月24日 1回 土曜日 16:00-18:00
受講料 会員 2,800 円 一般 3,300円(入会金不要) 受講料には消費税5%が加算されます。
場所 新宿住友ビル48階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)
申し込みは
朝日カルチャーセンター 03-3344-1945(直通)まで
インターネットからも申し込みができます。