講師: 脳科学者
茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)
1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学客員助教授。東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。主な著書に『脳と仮想』(新潮社)、『脳内現象』(NHKブックス)、『意識とはなにか』(筑摩書房)、『スルメを見てイカがわかるか!』(角川書店、養老孟司氏との共著)、『脳内現象−<私>はいかに創られるか』(NHKブックス)、『脳と仮想』(新潮社)などがある。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究している。
禅僧
南 直哉 (みなみ・じきさい)
1958年長野県生まれ。早稲田大学文学部卒業。84年、サラリーマン生活を捨て、永平寺に入門。03年まで当寺にて修行を続け、現在は港区愛宕の青松寺にて坐禅の指導にあたっている。今もっともその刺激的な発言が注目されている仏教者である。著書に「語る禅僧」(朝日新聞社)、「日常生活のなかの禅」(講談社)、「『問い』から始まる仏教」(佼成出版社)、「やさしい『禅』入門」(新潮社)がある。
講座の内容: 人間とはどのような存在かを考える上で、急速に進歩しつつある脳科学を初めとする科学の知見は大切なヒントを提供してくれます。 人間はいかに生きるべきか、といった価値観にかかわる問題に、科学はどのよう な考え方のヒントを提供するのでしょうか?人々が「癒し」などの精神的な問題に興味を深めている現代において、人間を理解するためのツールとしての科学がどのような意味を持ちうるのかを、最新の脳科学の知見を中心に考えていきます。 第4回には、禅の思想を深くわかりやすく伝えて注目されている僧侶、南直哉さんをお迎えして対談いたします。(茂木記)
期間・曜日・時間: 4/15、 22、 5/20
6/3、 17
金 18:30〜20:30
受講料(税込み): 5回 会員 14,170円
一般 16,800円