(c) 茂木健一郎 1999, 2000 (c)朝日カルチャーセンター 1999, 2000
■公開講座
講師 ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー 茂木健一郎
<講座のねらい>
私たちは、一人一人、心を持っています。悲しみ。喜び。愛。一回しか起こらない大切なできごと。人生の物語は、全て私たちの心という舞台で起こります。
現在、脳科学は、心と脳の関係を、徐々に解明しつつあります。自己のイメージ、感覚と運動の統合、そして言語。意識の神経機構を解明する最近の脳科学の進歩には、目をみはるばかりです。
従来、私たちの人生の物語の持つ微妙な陰影は、文学などの芸術によって描かれてきました。
今、脳科学の最先端は、私たちの人生の物語を支える脳の精妙なメカニズムを明らかにしつつあります。本講座では、脳科学の最新の成果を御紹介しつつ、脳を通して人間性の理解を目指す、知の最先端で現在起こっていることをお話します。
(講師・記)
<講師紹介> 茂木健一郎(もぎけんいちろう)
1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所リサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『生きて死ぬ私』(徳間書店)、『心が脳を感じる時』(講談社)がある。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究している。
日 時 2000年3月11日・25日 全2回
土曜日 15:30 〜 17:00
場所 新宿住友ビル48階 朝日カルチャーセンター
申し込みは(入会金不要)
朝日カルチャーセンター 03-3344-1945(直通)